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ドラム式洗濯機を15年間室外置きにするとどうなるのか

National NA-VX300BL

今まで使っていた洗濯機、National NA-VR1000。2005年発売。

これを日当たりの良いベランダに室外置きにして15年が経過した。

洗濯機の屋外置きで発生する問題点と、その解決方法をここに記録しておく。

こうなった

15年後の姿

ボタンの表面が完全に剥がれて穴が空いて内部が剥き出しになっている。扉のパーツも台風でどこかに飛んでいった。
紫外線と雨と風でここまで劣化してしまう。

しかしこう見えてまだ動いている。いままで一度も故障しなかった。謎のメーカーNationalすごい。

いいかげん買い替える事に

そして、Panasonic NA-VX300BL-Wに買い替えた。

Panasonic NA-VX300BL

紫外線に弱そうな液晶パネルがついていない、LED表示のみの最下位モデルを選んだ。

ドラム式洗濯機用カバーをつけてみるが問題あり

このまま雨ざらしにすれば同じ事になるので、まずは洗濯機カバーを買ってみた。

ドラム式洗濯機用の製品が出ており、前面がファスナーとマジックテープで開くようになっていて、背面は完全に開いていてヒモで縛るようになっている。

洗濯機カバー ドラム洗濯機専用

しかし、一つ問題があった。設置マニュアルにはこう書かれている。

乾燥フィルターの上に物を置いて運転しない
取扱説明書かんたんガイドより

上面についている乾燥フィルターには吸気口があるので、ここを塞ぐなという事らしい。

乾燥フィルターのスリット穴

よく見ると確かにスリット状の隙間が開いていて、中で空間が繋がっている。

ここをカバーで塞いでしまうと問題があるが、そのまま屋外に置いてしまえば雨水が侵入する。これは困った。

乾燥フィルターの吸気口を塞がない解決法

カバーがぴったり張り付いてしまうと吸気口が塞がってしまうので、浮かせれば良いのだ。

ねこブロック!

適当なものを百均ショップで探してみると、「ねこブロック!」というのが目についた。
(どうでも良いけどなんなのこれ、めっちゃ痛くない?)

ねこブロック!を設置する

この「ねこブロック!」を乾燥フィルターの上から背面のカバー開口部に向けて上下逆に置いてやる。
こうすればカバーをかけても密着せずに吸気が可能な上、雨水も侵入しない。

室外置きの水平出しと振動問題

我が家のベランダは水平になっておらず、洗濯機の足の三箇所にそれぞれ4cm, 2cm, 1cmのスペーサーが必要。これはひどい。

最初は硬質な制振ゴムブロックを使ってみたが、4cm厚のゴムにもなると大きく沈み込むのためか脱水中に揺れてしまう。
そして大きく揺れると洗濯機の位置がどんどんずれていく。

そこで、4cmのゴムブロックををやめてレンガに変えてみた。

洗濯機の足をレンガで底上げする

これで揺れでズレていく問題は無くなった。

揺れるならゴムにすれば良いというものでも無いようだという事がわかった。

屋外に置いたボール洗剤が濡れる問題

最近はボール状の洗剤が便利なのでよく使ってるが、この容器を屋外に置いていると、雨水が侵入してボールが溶けて台無しになる事があった。

ボール洗剤入れ

ボール状洗剤用の洗剤入れという、そのままの製品が売っていた。蓋にはパッキンが付いているので屋外置きでも問題なさそう。
側面に磁石がついていて、洗濯機にくっつくようになっている。

これでしばらくやっていく

近年の建物は、洗濯機を室内に設置するのが主流になっているらしく、洗濯機の設計も室内に設置する事を前提になってきているようだ。

それではまた、15年後にレポートします。


※追記
2年後どうなっているかも書いた。

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